国道166号線に沿って

櫛田川 飯高駅付近 (宮前地区)

藤八翁の人柱と由来
「旧堤防の実態と水害」
櫛田川は現在、国の一級河川に指定されているが、江戸時代後期の文政年間(1818〜1830)には、
魚見の上流で通称中山の付近は湾曲が甚だしいため、水勢をまともに受けて決壊することが多く、村民は常に不安に襲われていた。
「人柱の申し出と実行」
文政5年(1822)の冬、中山堤防の改修が始まった時、魚見の藤八翁はどうしたらこの災害を除き、郷土の人達を安穏に住まわせることができるのかと心を痛めていた。
ふと念頭に浮かんだのは、人柱を建てれば堤防の決壊を防げるという伝説であった。そこで、自ら進んで人柱となることを申し出て、決壊しやすい堤防のところへ生き埋めとなった。
 この時藤八翁は、普通の棺桶より大きな箱を作らせ、その中に食糧と鉦と撞木を共に入れ、この鉦の音が絶えた時、自分が死んだものと思えと言い残していった。
身内の人や村民たちは、それから毎日その堤の来て藤八翁の冥福を祈っていたが、3日目に鉦の音が聞こえなくなった。その命日が文政6年2月6日であった。
「遺品の発掘と実証」
それから水害もなくなり、村民たちも安心して仕事に就くことができるようになった。藤八翁を郷土魚見の守護神として崇めた。
ところが、昭和12年4月に県が櫛田川堤防の大改修をした時、生き埋めにしたという中山堤防のところから、
藤八翁の遺骨と人柱の時に共に入れた鉦が発掘され、藤八翁の事跡が単なる伝説ではなく、事実であったことが実証された。
発掘された遺骨と鉦を菩提寺へ納めたが、昭和20年2月の火災で本堂が全焼し、遺品すべてを焼失した。
                  (藤八翁表示板[設置魚見郷土史委員]から)

道の駅 飯高 付近
櫛田川
 
 地蔵尊・常夜灯 
 
櫛田川
礫石
飯高駅
【総合窓口のご案内】
〒515-1502
三重県松阪市飯高町宮前177
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案内窓口: 10:00〜18:00
窓口休日: 水曜日
 

伊勢と大和の国分け伝説と礫石(つぶていし)のいわれ
『昔のこと、天照大神(あまてらすおおみのかみ)が白馬に乗って珍峠(めずらしとうげ)にさしかかり、国境(くにざかい)を尋ねると、
天児屋根命(あめのこやねのみこと)があらわれ、「この下の堺ケ瀬(かいがせ)が伊勢と大和の国境」と答えた。
大神(おおみのかみ)は、「この境は疑わしい。」と言い、大石を川の中に投げ入れ、波のとどまる所で決めることにした。
そしてそばにあった大石を礫のように投げ入れると、川の水は巨大な水柱をなり、にわかに滝のように落下した。
そこで、このあたりを滝野の里と名付けた。勢いよく川上に逆流していった。その波の変化した様子から、それぞれの地名を加波(かば)の里、波瀬の里、舟戸の里と呼ぶようになった。
さらに激しい勢いで逆流していった波は高見山に達した。この日より高見山を伊勢と大和の国境と決めた。それから、この大石を礫石と呼ぶようになった。』との言い伝えがある。
倭姫命(やまとひめのみこと)の歌碑
「ながれては むかしに帰る 川俣川 礫いはうつ 水のしら浪   弘化四年春 滝野知雄」
              (礫石倭姫命の歌碑表示板[設置飯高町教育委員会]から)

蓮(はちす)ダムの完成で新たに生み出された水道用水は、一日最大取水量172,800m3です。これはおよそ576,000人分※の使用する量に相当します。
この生活に欠かせない水道水を三重県企業庁が、水道用水供給事業として供給しています。
蓮ダムから流された水は、蓮川、櫛田川を下りダム下流約60kmの地点に設置された津留取水堰(多気町)で取水されます。
その後、多気浄水場を経て南勢水道と各市町の送水管を通って各家庭へ供給されます。(情報誌40号より)

   
蓮ダムから車で約3分のところに、香肌峡温泉「ホテルスメール」があり。天然温泉の露天風呂のほか、パターゴルフ、ローラーリュージュなどのスポーツ施設もある。

道の駅「飯高駅」にも香肌峡温泉の温泉館がある。

蓮川からダム方向平成24年8月パターゴルフ場からダム方向

【水道用水の供給地域】
伊勢市、松阪市の一部、鳥羽市、多気町、明和町、玉城町、度会町 志摩市 ※平成27年度より大台町の一部

   

奈良県  宇陀松山
重要伝統的建造物群保存地区

2006年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された、
古いまちなみが今も残る町の名前です。
宇陀松山、古くから城下町として発展し、その町並みが今も生活の場としながらも景観を保ったまま残っている地区です。

平成23年8月13日
  
  
   
近鉄大阪線榛原駅下車
●奈良交通「大宇陀」行き約15分

●名阪国道針インターから約30分
 国道369号を宇陀市方面→国道370号
 →国道166号
●南阪奈道美原北インターから約40分
 大和高田市経由
  国道24号を橿原方面→国道165号 
  →国道166号」

上は「薬の館」館内

唐破風付きの「天寿丸」の看板が目を引く、松山地区のシンボル。現在「薬の館」として町が管理し公開している。間口は8間半と広く、3列タイプの町家でザシキ列の屋根が一段高くなっている。北の2間半のザシキ列は増築である可能性があり、中央部を含む主体部は明治に入って大改造を行った。江戸時代末期の建築とされる。

重要伝統的建造物群保存地区は、文化財保護を目的として国が選定した地域のことで、
歴史的・文化的に高い価値を持つ建造物そのものを指すのではなく、
建物をとりまく環境も含めエリアごと文化財として保存対象とするというもので、
2009年現在85箇所の地域が保存地区として指定されています。
宇陀松山地区は商家町として、2006年の7月に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

二上山

 
二上山雌岳山頂
 
上は岩屋と呼ばれる石窟寺院跡 
 
二上山166号からの登山口周辺
 
 二上山で8月下旬見かけた花


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