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仲谷塾長のエッセイ・論文集 特別版@-1

●GMインタビュー

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"脱日本型ホテル"運営で新境地をひらく
 ホテル阪神 総支配人 仲谷秀一氏
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週刊HOTERES 1999年6月18日号

"阪神"ブランドを担って  

――新「ホテル阪神」は、旧ホテルのイメージを一新して、非常にセンすのある、居心地、使い勝手のいいホテルとなっていますね。

 旧ホテル阪神は地味な、老朽化したイメージが強かったのですが、新ホテルでは施設、機能を一新するとともに、「アナログ的に使える、神経を使わないホテル」という考え方を重視しました。ですから、使い勝手がいいと言っていただけると大変うれしい。


 ――ここまでイメージが変わるとホテル名も変えたらとも思うのですが、その考え方はなかったのですか。

 私自身もその点は検討課題に挙げていました。ただ、阪神電鉄の幹部にヒアリングしたとき、「ホテルは阪神グループの象徴でなければならない。"阪神"ブランドへのこだわりが移転・再生させる基になっている」と伺い、そのポリシーを継承することにしました。


 ――と言いますと?

 阪神グループは60社余の企業を持ちますが、中核の阪神電鉄は路線総延長役50キロの,言うなれば地方鉄道ですね。しかし、グループ企業に阪神タイガースがあり、"阪神"というブランドは全国区になっています。その中で、ホテル事業は兄弟会社の阪神タイガースの基幹産業として期待されています。将来、ホテル事業を展開していくことがあれば、"阪神"のブランドは欠かせません。ファッション産業に"グッチ"と言うブランドがありますが、マーケットを大きく広げながらステ―タスもある成功例でしょう。ホテル事業でも幅広いマーケットを見つめて、中身を変える戦略もあると思うのです。


 ――阪神グループは、「ザ・リッツ・カールトン大阪」をオープンしていますが、ホテル阪神の新生にあたって、有形無形の影響があったのではないですか。
新ホテルは、ミッドマーケットをターゲットに絞ったホテルですが、もしリッツをやっていなかったら高級ホテルになったかもしれないといった・・…。

それもあるかもしれませんが、本来、阪神電鉄が手掛けたかったホテルは、これなんだと思う。阪神らしい等身大のホテル。リッツと提携し、このホテルのあり方が一層はっきりしたと思うのです。


 ――なるほど。

  先ほど、阪神電鉄の幹部にヒアリングしたと言いましたが、いろいろお話している中で、ホテル事業についても不動産業的な意味ではなく事業としてとして高めたいという積極的な考えです。これにも3つの選択があると思うのですが、一つは、ホテルは地域開発の核で多角的な阪神の事業開発の核とする。一つは阪神のプレステージを高めたい。 そしてもう一つが「ホテル阪神」でもうけたいですね。阪神電鉄の目指すところは3番目でした。